ついにイギリス滞在最後の夜が来てしまった。毎回海外に行く度に、「あと泣きの1日滞在できたら!」と切実に思ってしまう。まだまだ行きたい所が山ほどある。ロンドン以外の地方も、ロンドン市内も、もう1年いたって飽きることはないだろう。なぜ明日また猛暑の日本に帰らなければならないの😪
ほとんど半泣き状態で展望台のThe Shardへ向かう。当初から気になっていたこの展望台、デザインが変わっているのだ。

地上87階建て、尖塔高310メートル。
設計はパリのポンピドゥー・センターや関西国際空港ターミナルビルで知られるイタリアの建築家レンゾ・ピアノ。
遠目からはわかりにくいかもしれないが、最上階がオープンエアになっていて、屋根が無い構造。開閉式ではなくて、本当にずっと開いたままのようだ。私が訪れたのは6月で温暖な時期だったけど、秋〜冬の夜なんて相当寒いと思う。
実際に中から見るとこんな感じで、気持よーく空へと繋がっている。

当時のヨーロッパはパリの同時多発テロの影響に未だ揺れている時期で、どこもセキュリティは厳しかったけど、ここもご多分にもれず入口で厳重な荷物チェックがあった。そこでチケットを見せた際、私は自分が犯した手痛いミスに愕然とする。
「このチケット、明日の分だよ」そう言われてまじまじとスマホに表示されたeチケットを見ると、確かに明日の日付だった!ライから戻る電車の中で急遽行くことに決めて、慌てて予約した時に焦って間違ってしまったらしい。
「大丈夫、きっと受付で交換してくれるよ、行っておいで」穏やかそうなセキュリティスタッフのおじさんにそう言われて、入館時には素通りしたチケット売場の窓口へ向かい、日付を誤って購入した旨を伝え交換をお願いした。すると、「ルールで交換はできないのです。明日また来てください」との答え。
ええっ そんな・・・「私は旅行者で明日はもうここを発ってしまうのです。今日がロンドンに滞在する最後の日なのです。なんとかお願いできないでしょうか」
「申し訳ないけどできません。今日入りたいのであれば新たにチケットを買ってください」
チケットは決して安くはなく、そこでポンっと買い直すほど太っ腹でない私はどうしても諦めきれない。あまり詳細には覚えていないけど、しばらくそこでウロウロして、次々とやってくる入場者を眺めながらどうしたものかと思いあぐねていた。
わずかに残っている記憶を辿ると・・・おそらくダメ元で再度窓口へ向かい、お願いしたのだと思う。
そしてこれもまたぼんやりした記憶なのだけれど、確か半額でその日のチケットを売ってくれた。「これが私にできる最大限のことです」と言われたような気がする。
完全にはスッキリしないけれど、譲歩してもらえたのだからこれでよしとしよう。新たなチケットを手にセキュリティへ向かうと、ちょっと心配そうな顔をした先ほどのおじさんが、「ああ、お帰り!」と迎えてくれた。
もちろん窓口であったことの経緯など説明する訳もなく、彼は交換してもらったと思っているのだろう。
Have a good time!の声を背に展望台へと向かう。
昼間の景色〜夕景〜夜景を一度に見たいがためにこの時間で予約したのだが、入場のゴタゴタで時間を取られもう日が沈みかけている。。。


360度ガラス張りでぐるっとロンドン全体を見渡せるのだが、どうしても映り込みが😂
極力レンズフードをガラスに押し当てて撮影したのだけれどね、やはり専用の防止用具を持ってくればよかったなあ。

日没が近づくにつれ、どんどん人が増えてきて場所取りをしている人もそれなりにいる。その場を離れると撮影場所が埋まってしまいそうで、移動するかどうかとても悩んだ。
でも最後の夜に色々な角度からロンドンを見ておきたかったので、一度撮影を意識から外し、ぐるっと一周してロンドンの景色を堪能してみた。

灯がともり始めていよいよ夜の帳が下りる時間だ。


Good bye London! いつかまた来るからね、絶対!

