ウィリアム・モリスが「イギリスで一番美しい街」と讃えたコッツウォルズ。今回ロンドンから日帰りで訪れるにあたり、ルートを決めるのにとても悩んだ。公共の交通機関の便が極めて悪く、効率良く回るのは難しそうだ。現地でレンタカーを調達することも考えたが、基本的に片側一車線で現地のドライバーの運転が荒く、もたもたしていると煽られるなどという話をネットで見てしまい、ここ数年すっかりペーパードライバーとなっている私は尻込みしてしまったのだ。
それでは現地のツアーはどうかと色々調べてみたところ、効率良く行きたい所を回ってくれるツアーも数件あった。しかしよくよく内容を見てみると、一箇所あたりの滞在時間が1時間未満だったりしてかなり慌ただしい。じっくり写真を撮りながら現地でのんびり過ごしたかったので、ツアーはボツとなった。
結局バスと電車を乗り継いで行くことにしたのだが、いかんせんバスの本数も少なく、日帰りとなるとかなり場所を絞らなくてはならない。ここでも相当悩み、絶対行きたいところとして選んだ場所の一つがバイブリーだった。
ヴィクトリアからバスでまずはサイレンセスターへ。バスを降りて数分ぷらぷら歩くとロンドンとは明らかに違う田舎ののんびりとした空気が漂っていた。コッツウォルズを紹介する文献によく「はちみつ色の建物」と書いてあるけど、色の表現としてあまり使うことのないように思うはちみつ色って、こんな感じ?

ほぼほぼ時刻表とおりにローカルバスが到着、1日乗車券を購入。どうやら1日乗車券は数種類あるみたいなので、目的地を言うと適切なものを見繕ってくれる。
観光客らしき乗客は私だけ?ほとんど現地の人ばかりのバスはのどかな田舎道をのんびり・・・いや、かなりのスピードで進む。運転が荒いとまではいかないけど、日本の路線バスと比べるとかなり速い(汗)


たどり着いたバイブリーは期待を裏切らない美しい街だった。訪れたのは6月だったけど、薔薇の花がまだ元気に咲いていて、ライムストーンの建物を彩っていた。








散策を始めて30分ほど経った頃だろうか、ツアーバスが続々と到着し一気に観光客で賑い始めた。日本語が聞こえてきたのでふと耳をすますと「40分しかないから、まずはあそこへ行こう」などとと相談している。どうやらこのツアーのここでの滞在時間は40分らしい。40分ではバイブリーの美しさを堪能するには短すぎる!この時は効率性を犠牲にしてもツアーを選ばなかった自分の判断は正解だったと強く思った。
